君はロックを聴かない 妄想歌詞考察

なんでか忘れたけどyoutubeあいみょんの君はロックを聴かないを聴いてすごく刺さったんで歌詞考察しようと思うぜ。

 

登場人物は君(彼女)と僕。まあ解釈は人それぞれですがラブソングだと思います。

 

便宜上、君は彼女と表記します。

 

Aメロ

少し寂しそうな君に

こんな歌を聴かせよう

手を叩く合図

雑なサプライズ

僕なりの精一杯

 

埃まみれ ドーナツ盤には

あの日の夢が躍る

真面目に針を落とす

息を止めすぎたぜ

さあ腰を下ろしてよ

 

場面進行

彼女がなんかさみしそうにしてるからなんとか励ましてあげたい僕。

気の利いた事なんてできない僕が考えたことは自分の好き(だった?)な音楽を聴かせようとする。

 

歌詞考察

雑なサプライズっていうのはレコード盤で音楽を聴かせてあげることだと思う。音楽を聴くにしても今はネットやスマホとかで聴けるしわざわざレコードを出す意味はない。

 

レコードが埃まみれになっているから今はもう使ってないターンテーブルとレコードを引っ張りだして、こんな音楽プレイヤーもあるんだぜ的な感じで、この曲で彼女が少しでも元気になって、あわよくば興味も持ってくれたらうれしいなという期待を込めての彼なりのサプライズでもあり、アプローチ。

 

ちなみに僕のほうが年上でと彼女のほうが年下であることは間違いない。

 

「あの日の夢が躍る」っていうのは過去の恋愛の思い出のことで、決して僕は若くはないと思う。青春を過ぎた年齢であることに間違いない。

 

まあ彼女の年はわからないですが、レコード盤を知らなさそうな若くてかわいい子なのでしょう。

 

「息を止めすぎたぜ」ってとこからかなり緊張しているんでしょう、レコード盤に針を落とすのはレコードや針を傷つけないように落とさないといけないけど、この緊張はそれだけじゃないよね。

 

Bメロ

フツフツと鳴り出す青春の音

乾いたメロディで踊ろうよ

 

場面進行

レコードの音楽を聴く二人

 

歌詞考察

ここの青春の音は2つのとらえ方があるんじゃないでしょうか?

一つ目は僕の過去の恋愛の思い出が再生されていくような感じ。

二つ目は現状の比喩。二人で音楽を聴くって青春じゃない?イヤホン片耳ずつして。そんな感じ。

 

サビ

君はロックなんか聴かないと思いながら

少しでも僕に近づいてほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

恋を乗り越えてきた

 

場面進行

 

僕の心理描写

 

歌詞考察

ロック「なんか」と歌われてますが、僕にとって音楽はとても大切なもの。

つらい時音楽に助けられたことが何回もあるんでしょう。だからその大好きな音楽が君にも届いたらいいなと僕の気持ちが歌われています。

 

まあ実際自分の好きな音楽を好きな相手に聴かせるってけっこう勇気いりますよ。(笑)

 

自分の大好きな音楽が受け入れてもらえなかったらもうそれはそれはショックでしょう。

 

それでも、すこしでも僕に近づいてほしくて、僕を知ってほしくて、ロックなんか聴かないと思いながら音楽をかけるわけですね。

 

2番Aメロ

僕の心臓のBPM

190になったぞ

君は気づくのかい?

なぜ今笑うんだい?

嘘みたいに泳ぐ目

 

場面進行

曲を聴いていると彼女がクスっと笑いだす

僕は理由がわからず目がスイスイ泳ぐ

歌詞に描かれている場面はここまで

 

歌詞考察

緊張のピークになった僕は横目にちらっと彼女のほうを見てみる。

 

すると彼女が笑っていたが僕は理由がわからず困惑してしまっている。

 

「なぜ今笑うんだい?」と「嘘みたいに泳ぐ目」

ここから読み取れることは完全に筆者の解釈ですが、彼女は変な曲だと思ったんじゃないでしょうか。

 

ニュアンス的には「なにこの変な曲~w(愛想笑い)」みたいな感じだと思います。

 

それはそうでしょう、あとでわかりますが彼女はロックを聴かないんです。

 

JPOPぐらいしか聴いたことなさそうな子にいきなり古い洋楽聴かされてもそりゃこんな反応ですよ。

 

しかし彼女とは裏腹に僕の心境は穏やかではないはずです。

 

自分の大好きなロックが大好きな彼女には受け入れてもらえなかったんです。

 

というか興味を示してもらえなかった。これが何を意味するのかというと、彼女が僕に興味がないということと同義だと思います。この世界観では。

 

だから目が泳いで困惑してどうすればいいかわからなくなってしまっている。

 

彼は受け入れてもらえると考えていたようですが、期待していただけに落胆は大きい。じゃなきゃレコードわざわざかけないからね。

 

2番Bメロ

ダラダラと流れる青春の音

乾いたメロディは止まないぜ

 

歌詞考察

 

この時の僕の心境は上に書いた通りですがきついですね。

 

彼女に受け入れてもらえなかったロックがダラダラと無情にも流れ続ける。

 

乾いたメロディは止まないぜというフレーズが煽りにも聞こえます。(笑)

 

2サビ

君はロックなんか聴かないと思いながら

あと少し僕に近づいてほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

恋に焦がれてきたんだ

 

大サビ

君はロックなんて聞かないこと知ってるけど

恋人のように寄り添ってほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

また胸が痛いんだ

 

歌詞考察

 

さて、この後二人はどうなったのでしょうか?

 

結論から言うと僕はまた失恋したと思います。

 

ヒントはサビの歌詞にあると思います。実は二人の距離感も示されているんですね。

 

1番のサビは「少しでも」、2番では「あと少し」と二人の距離が近づいていきますが、大サビの「恋人のように」から「少しでも」にまた戻ってしまうんですね。

 

つまり、距離は離れていったんです。

 

そして「ロックなんか聴かないと思いながら」から「ロックなんて聴かないこと知ってるけど」と僕は彼女に近づけたのですが、彼女が僕に近づくことはなかった。

 

なぜなら彼女はロックを聴かないから。

 

結局僕の決死のアプローチも玉砕に終わったと思います。

 

きっとこの曲の僕は彼女のことが忘れられずにロックを聴いているんだと思います。

 

その度にまた胸が痛くなる。でもそうして乗り越えていくんでしょう。

 

今までも乗り越えてきたんだから。

 

ロックに女はいらねぇよなぁ!?